校長より 06

金銭基礎教育での学び



 本校ではキャリア教育の一環として、毎年、金銭基礎教育プログラム「Money Connection」を実施しています。 今年も、育て上げネットからお2人の講師の方にお越しいただいて、2クラス合同で2時間連続の授業を5講座実施していただきました。 一部から三部までの時間帯すべてにお越しいただいての授業でしたので、講師の方々にはご負担をおかけしました。快くお引き受けいただき、 本当にありがとうございました。 

 授業では、ワークシートやカードを使用し、身近な内容を例にとったわかり易く興味深いお話をたくさんいただきました。 話し合いや自らの考えをまとめる時間も十分にとっていただき、理解が深まりました。

 「どれだけ非正規雇用の働き方をしている人がいるんだろう」や「給料が17万円、正社員とフリーターの違いは」などについて 考えるところから始まりました。続いて、必要な「生活コスト」を考えてみました。家賃や水道光熱費、国民健康保険、住民税など 10年後の自分を想定し、想像しながらまとめていきました。相場の金額が示されると、「えーっ」という意外な思いのこもった歓声 もあがりました。新たなワークシートが配布され、「時給制・フリーター」「日給制・派遣社員」「月給制・正社員」ごとに仮想の 役割分担により、目標とする月収を稼ぐには1カ月にどれくらい働く必要があるかを考え、そこから、生活に必要な時間をひいてみて、 自由時間はどれくらいあるのか、などを算出してみました。皆、興味をもって、作業に取組みました。

 「お金のことや時間のことがわかって面白かった」「実家にいると食費や水道光熱費について忘れがちですが、これだけお金が かかっていることを覚えて、今後に生かしたい」「働くことが大切なことがわかった。正社員にならないと将来結婚しても家族に迷惑を かけることになるかもしれないので、本当に慎重に進路を決めていきたいと思った」など様々な感想を述べてくれました。大切な学びの場 となったことを嬉しく思います。夢の実現に向け、拓真での今を大切にしてほしいと願います。

校長  大本 静代  (2014/07/03)